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理想と現実  

 4Gamerの記事で「【島国大和】ゲームはこうしてダメになる。横ヤリ刺さって死屍累々。」と言う記事が出てた。これも昨日に書いた「印象が落ちる条件」と同じで全てに言えます。ただ元ネタがゲームなので例がやや偏ります。


●計画はPDCAで回す
 社会人になったら勿論、経営者ならば必ず心得ないといけないのがPDCDサイクルです。Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)で回して業務を継続的に改善する手法です。ISO国際基準やら品質管理の基本とも言われています。

 しかし、実際にはPDCAではなくPCDAになる場合が多いです。つまり、計画の後に評価(検査)してから商品サービスとして世の中に出すというパターンです。製造分野では出荷前に品質チェックなどは”必須”になります。飲食店では衛生状態などは必須です。


●理想
 こちらは4Gamerの「【島国大和】ゲームを作る立場で,どうやって落とし穴を回避するかを考えるよ。」の方に詳しく記載されています。

 簡単に話すと名作のゲームを作るにはどうすれば良いか? 答えは簡単で自由度が高く色んな事が出来て、ボリュームのあるゲームが一番! しかし、そんなゲームは指を折るほどしかありません。国産で言えば”クロノトリガー”や”ポケットモンスター”、海外では”グランド・セフト・オート5(GTA5)”とかだけです。


●現実
 それではナゼ理想の商品が出てこないのか? これも答えは簡単で予算、時間、人の問題があるからです。全てが理想通りに揃う事はほぼ皆無で「現実を見ろ」、「寝言は寝て言え」と言われる。本当に凄い人と言うのは手にある能力だけで、どれだけの良い物を作れるかになる。極論で言えば「高かろう良かろう、安かろう悪かろう」のどちらも正解ではない。

 わかりやすいのは漫画とかでもあります。人気の”進撃の巨人”は作者の画力は漫画業界からすると低い方です。しかし、自分で足りない所をストーリーなり他で補っています。カイジの作者もそうですし、暗殺教室の作者も同じ様に総合面で戦っています。


●そして現場と実例
 経営者のトップが全てを知った上でサジ加減をしているなら、間違いなく職場は円滑に動くでしょう。しかし、逆に経営者が現場を知らずにパッと見た表面だけで判断したとしたらどうでしょう?

 イナズマイレブンGO2のゲームを例にすると、結論から言うとこのゲームはバグが目立ちました。修正パッチも何回も出て1.3verとかになります。何故こうなってしまったのか? それは経営者である日野に責任があると思われます。

 そもそも、日野がプロデュースするコンテンツは決まってアニメ等とタイアップされています。その性質から本体のゲームを他に追い付けないとダメな制約があります。つまり、発売は早ければ早いほどよく延期すると商品展開に影響する。

 それにも拘わらず前作から多くの追加点を要求しました。結果としてボリュームは増えたが、バグが大量に残ってしまった。他にも証拠としてレベルファイブは発売延期が目立つメーカーです。発売延期は度合いにもよりますが、ペナルティを受ける悪手です。


●成功例
 ならば何故、チェック項目の多いポケモンはバグが少ないのか? これも答えは簡単で予算も時間も人もなかった「初代ポケットモンスター赤緑」は信じられないほどのバグまみれです。更に発売時期の延期もありました。日の当たる前だから知る人は少なくなったと思います。

 ポケモンXYではそんなバグないよ? これも答えは簡単で”今まで稼いだ売り上げを次の開発に回す事が出来た”からです。爆売れしているから回せるゲームクォリティになりました。逆にこれで未だにバグゲーなら客に還元していないも同然でした。

 GTA5など海外のゲームは予算編成の段階から規模が違うので結果的に出来る事も違います。


●トップが狂う条件

 ゲームならばバグ程度で笑えますが(ただしゲーム進行不能が出れば商品として即死)、これが飲食店ならば食中毒で廃業、医療ならば死者が発生するレベルです。一応、重大事故に繋がるような物は免許制にされています。(それでも事故は起こるけど)

 経営者が現場を知らずにサジ加減を間違える。ズバリ、これはPCDAにおけるCの部分です。つまり、商品が出来上がって検品、品質チェックする段階でよく起こります。そもそも、世の中に送り出す前の最終チェックなんて、地味で進展の反映度としても見えにくいです。

 テスト問題を解いた後の見直しの様なもので、表面的に見ると何も進んでいない。最初に形が出来上がる時なんか目に見えているので、素人目でも凄く進んでいる様に思います。その次に来るのが検品やら最終チェックの地味な作業になります。

 業務内容ロクに把握していない経営者はここで欲張り、現場のスケジュールお構いなしで注文を付けたりします。結果、現場はスケジュールが狂いプロジェクトは空中分解する。


●踊る大捜査線から学ぶ
 踊る大捜査線で有名な一言「事件は会議室で起こっているんじゃない!現場で起こってる!」これが受けたのは無能な経営者を皮肉った為でしょう。半沢直樹の「倍返し!」人気なども弾圧されている社員の欲望が出したからだと思います。

 自分もよくライトノベル作品を馬鹿にしたクチですが、自分で挑戦してみて色んな制約やらが理解できました。他人を批判したり、トンでもアイディア出すぐらいは子供でも出来るんですよ。

 しかし、大人でなおかつ商売なりするのならば”身の程を知り行動する事が大事”だと思いました。でも人間って馬鹿な生き物だから直ぐに忘れちゃうんですよ・・・。だから時々思い知らされる。


●こうして暗殺と革命
 ちなみに政治家の連中なんかにも言える事です。国民の生活をロクに知りもしないで、勝手に法案推し進めてツケを国民に押し付ける。度合いにもよりますが、身の程を食らってない奴ほど暴走しやすい感じです。

 不満が頂点に達した所で政治家のお偉いさんが;y=ー( ゚д゚)・∵. ターンされたり、反政府軍が銃持ち出して騒いだりするんですよ。よく暴力だけが強調されて野蛮扱いされますが、原因追求まで回らないのが日本人の悪いところです。
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