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原作を汚すメアリー・スーとは?  

 最近、メアリー・スーと呼ばれる現象を知った。二次創作においてその世界観やキャラクターを無視して汚すという行為を呼ぶらしい。

●メアリー・スーの特徴
・無意味な身体的特徴の列記
・天才・強い等の設定の証明(作中描写)がお粗末
・本来作中のキャラが知るはずの無い第三者視点からの決断を下す
・ご都合主義とも言うべきフォローが完備されている
・結果に至る経過が非常にお粗末
・書き手の欲望に忠実


◇ニコニコ大百科メアリー・スー
http://dic.nicovideo.jp/a/メアリー・スー

◇Mary Sueテスト
http://iwatam-server.sakura.ne.jp/game/marysue/test.html

 要約すると原作レイプの一種である。由来はスター・トレックの二次創作の登場人物から来ている。現実ではミュンヒハウゼン症候群※の様に人の名前が不名誉にも疾患名になったりもする。「ほら吹き男爵」の異名を持ったドイツ貴族ミュンヒハウゼン男爵にちなんで命名された。

※.自作自演で自傷して悲劇の主人公になる事に愉悦する。なお、他人を身代りにする代理ミュンヒハウゼン症候群というものも存在する。


●様々な所に潜む因子
 二次創作に限るとされているが、原作以外のメディア展開を行うと発生するリスクは少なからずある。特に例を挙げやすいのはアニメや漫画の実写ドラマ化や映画化だろう。よく実写化されるのは売れている数字があるため、上に企画を通しやすいかららしい。新しい企画を立ち上げても説明が出来ないから手っ取り早く既存の物を私物化して使う。

 二次創作でなくてもメアリー・スーに近い条件の物は駄作間違いなしだ。チェックシートを見る限りでは行き過ぎた中二病設定を盛り込んだ状態が危険とされている。ぼくの かんがえた さいこうの すとーりー を体現した感じだろう。そこには原作の世界観やキャラクター等は単なる引き立て役でしかない。

 よくアニメ映画で原作者監修!と銘を打つのは原作公認でメアリー・スーのリスクを消したいのだろう。基本的に原作至上主義者ほど激しい嫌悪感を抱く現象とされている。


●千年戦争アイギス
 私が知ったのは千年戦争アイギスの小説がメアリー・スー化していると聞いたからだ。作者:ひびき遊氏が書くライトノベルが酷いとの事です。具体的にはオリジナルキャラのカグラ等が優遇されて、既存キャラクターが不相応な扱いらしい。機会があれば中古で買ってみたいのだが、シリアルコード使用済みで350円とまだまだ高かった。

 艦隊これくしょんのメディア展開も同じだが”ゲームとしての設定とキャラクターだけが存在する状態”から1つの完成した二次的な物を生み出そうとすると高い構成力を要求される。キャラクター偏向になるのはともかく多くのキャラを出してプレイヤーの好みに当てるためだ。そこには記号的な設定はあれど説得力は何もない。

 漫画:ダイの大冒険の三上陸×稲田浩司の二大先生がドラゴンクエストを上手く漫画に出来たのも構成力の賜物だろう。この場合は原作者+漫画家+担当の3人でフルで知恵を出し合ったらしい。やはり、第三者の意見と三人寄れば文殊の知恵は侮れない。
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